リンパマッサージとアロママッサージの効果や違い

アロママッサージと同様にリンパマッサージという言葉が一般的になってきておりますが、普段何気なくマッサージを受けている方でも、その効果や違いを知っている方は少ないのではないでしょうか?

本日は、アロママッサージとリンパマッサージについて詳しく書かせて頂きます♪

1.リンパマッサージとは何か

からだには血液のようにリンパ(液)というものが流れており、リンパが流れているリンパ管は、静脈に沿うように身体全体にはりめぐらされています。リンパマッサージとは、「溜った老廃物や毒素をリンパ液にのせて排泄する」ものです。聞いたことはあるけれど、エステに足を運び施術してもらうしか方法はないと思っているあなた。実は、だれにでも簡単にできるんです。しかも、美容、ダイエット、セルライト、デトックス、むくみ、脚やせ、バストアップ、小顔効果も期待できます。リンパ液は、冷え性、血行障害、免疫機能の改善に重要な役割を果たしていますが、私たちのリンパ液は日々の生活や不安、不満などのストレスによる影響で流れにくくなっています。リンパマ ッサージとは、流れにくくなったリンパ液を全身に循環させ、みなさんの健康な体づくりを目指すための施術方法の一つです。リンパの流れをよくすることで、老廃物やむくみ、セルライトを取り除くことができます。さらに、毎日コツコツ行うことでダイエット効果も期待できるマッサージです。

1-1.リンパの働き

リンパ液は血液のように全身に流れていると簡単に説明しましたが、ここではリンパ液についてもう少し掘り下げて書いていきます。リンパの働きを学び、理解することでリンパマッサージを効果的に行えるでしょう。リンパの働きには、大きく分けて2つあります。

《免疫》
細菌などを退治し、身体を病気から守る働き。
リンパ節がフィルタのような役割をし、老廃物や細菌を濾し取ることで身体全体に細菌が回り、風邪をひかない、病気にならないといった身体をつくります。また、リンパ球は一度出会った細菌やウイルスの特性を記憶しているため、同じ病原菌が再び侵入したとしても、抗体を生み出して身体を守る防衛能力も持ち合わせています。
《排泄》
静脈では回収しきれない老廃物を回収する働き。
老廃物は、静脈に取り込まれて心臓まで戻ってきますが、静脈に入りきらない溢れた分の老廃物はリンパ管に流れ込みます。それがリンパ液となります。静脈を混雑している行列に例えると、リンパは行列の抜け道のようなものですね。

1-2.リンパマッサージの効果

リンパの流れが悪くなることで起きる問題をすべて解決できるリンパマッサージですが、実際、リンパマッサージの効果とはどんなものがあるか詳しく書いていきます。

①老廃物を流して「むくみ」解消
リンパは血液では回収しきれなかった老廃物を回収し、リンパ管に取り込みリンパ液にして心臓へ運ばれると書きました。ですが、リンパの流れが悪いと機能しなくなり、身体に老廃物が溜まり続けてしまいます。それが「むくみ」の原因です。悩んでいる方も多い「むくみ」ですが、リンパマッサージをして、リンパの流れを良くすれば、溜まった老廃物を身体の外へ排出できるので、むくみを解消できます。

②身体の「たるみ」解消
リンパは重力の影響を受けやすいです。二の腕や顎(あご)、下半身などに溜まりやすく、老廃物が溜まってむくみになります。むくんだ場所にも重力はかかることから、下へと引っぱられて「たるみ」となってしまいます。むくみが原因で起こるたるみですから、むくみを解消すればたるみも一緒に解消されます。リンパマッサージが効果的といえます。

③基礎代謝があがる
リンパマッサージはリンパの流れを良くするだけではありません。血液の流れも良くします。リンパと血液の流れを良くすると、基礎代謝があがります。新陳代謝とも言いますね。身体に溜まった脂肪が燃えやすくなり、痩せやすい体質になります。リンパマッサージで基礎代謝をあげて、運動するとダイエットにも効果的でしょう。

④セルライトの除去
セルライトができる原因は、身体に溜まった脂肪と老廃物です。不摂生な生活で蓄えてしまった脂肪と老廃物が、長い時間をかけて結合し、セルライトができます。長い時間をかけてできたセルライトですから、除去するのにも長い時間が必要です。そこで、セルライトの除去に有効なのがリンパマッサージです。老廃物を流して基礎代謝をあげるリンパマッサージは脂肪を燃やす効果があるといいました。基礎代謝をあげて脂肪を除去する=セルライトを除去すると言えます。運動と違い、お風呂あがりにでも毎日できるリンパマッサージなら長く続けられるでしょう。

⑤気になる身体の部分痩せ
ダイエットにしてもそうですが、脂肪は全体的に落ちていきます。部分痩せはなかなか難しい。しかし、リンパマッサージには身体のむくみや脂肪燃焼の効果があるため、部分的に筋肉をほぐしてあげることで部分痩せができます。部分痩せダイエットを望んでいる方、リンパマッサージをしてみては?

⑥便秘の解消
お腹が張って気持ち悪くなることさえある便秘。大変ですね、私も経験あります。便秘が起こる原因のひとつに、「腸の働きが悪くなる」ことがあります。大腸に溜まった便を押し出す力が弱まり、腸の中に便が溜まってしまい、便秘になります。リンパマッサージをすると、リンパや血液の流れがよくなると言いました。すると、排泄機能が活性化され、腸の働きも活発になります。便秘薬に頼ることなく、リンパマッサージで便秘解消したいですね、経済的にも健康的にも。

⑦冷え性の解消
冷え性は血流が悪くなり手先や足先など末端に血液が巡らなくなって起こります。冷え性を改善するには、血流を良くし、末端まで血液を届けることです。リンパマッサージは血流を良くする効果があると言いました。冷え性の解消にも効果があると言えます。

⑧美肌効果
「今日は化粧のノリが悪い…。」そんな経験あると思います。どんなに高価な化粧品を使っても、そもそもお肌の調子が悪ければ、その商品の効果は薄れてしまいます。リンパマッサージは血流を良くします(何度も何度も言っていることですが…笑)。リンパマッサージをおこなうとお肌にもしっかりと血液が届き、活性化されます。美肌にしてから、化粧品を使うことで美容効果がさらにあがります。

1-3.リンパマッサージの注意

リンパマッサージをする上で、注意しなければいけないことがあります。
①リンパマッサージをやらない方がいい時
•食後2時間以内
•病気、風邪、体調が悪い
•疲労が蓄積している
•皮膚にケガや湿疹がある
②リンパマッサージをやってはいけない時
•心臓疾患•血栓症•感染症•悪性の病気•低血圧•妊娠3ヶ月まで•生理中•食後•飲酒後
•高熱•喘息の発作時•腎臓が悪い•化学療法を行っている•皮膚の炎症がある
③リンパマッサージをやりすぎてはいけない
自分でも出来るという手軽さがあるところに注意です。それはなにか「やりすぎ」です。リンパマッサージをする際、力を入れすぎるとリンパ線は下に流れてしまいます。力強くこすったりすると逆に流れを滞らせてしまうことになります。軽く撫でるくらいの圧力でリンパは流れます。早く効果を出したい気持ちがかえって逆効果になってしまう恐れがあるので、リンパマッサージをする際は注意が必要です。

1-4.リンパマッサージの方法

リンパマッサージは滞ってしまったリンパ液を、リンパ節に流し込んで排泄し、リンパの流れを良くする誰にでも簡単にできるリフレッシュ方法です。今から書くリンパマッサージの方法を覚えて、ぜひ実践してみてください。

リンパマッサージをする上で大事なことは3つあります。順番に説明していきます。

①手順
②方向
③圧力

①手順:【例】鎖骨→顔→脇→腕→鼠蹊部(そけいぶ)→足
リンパの最終出口は鎖骨です。最終出口をほぐしてから徐々に遠くのリンパ節まで順番に行います。
体中のほとんどのリンパは、左鎖骨の下で静脈に合流し、排泄されます。集中的に集まるということは、詰まりやすいということです。リンパマッサージを行う際、最初に鎖骨の下にあるリンパ節をほぐすようにして流します。このことを「鎖骨のリンパ節を空ける」といいます。顔やお腹、足へのマッサージをする前にまず鎖骨からです。
②方向:全身にある各リンパ節に向かってリンパを流します。リンパ管は最終的に鎖骨のリンパ節で静脈に合流しますが、そこに着くまでに様々なリンパ節を経由します。たとえば、ふくらはぎであれば膝の裏にあるリンパ節、鼠蹊部(そけいぶ)など、身体の各部にある主要なリンパ節に向かってリンパを流します。
③圧力:軽く撫でる程度で、皮膚のみに圧や刺激が伝わるくらい優しい圧力で行ってください。リンパ管は皮膚の表面に分布しているので、皮膚の表面への圧力で十分です。力強く、ぐいぐいと押すようなことはしないでください。お風呂で肩から腕、膝から足首などを撫でたりしますよね?その時のような優しい圧力が最適です。

1-5.リンパ節の説明

これまで散々リンパ節というワードが出てきました。リンパマッサージを行う上で非常に重要なリンパ節の説明をしていきます。
「鎖骨リンパ節」
体内を流れたリンパが最後に心臓に流れ込む場所。「身体のゴミ捨て場」とも言います。
「腋窩リンパ節」
喉や肺に近い場所です。外部からウィルスなどが体内に入った時に、はじめに免疫機能が働き、晴れやすいです。腋窩リンパが滞ると、四十肩や五十肩になりやすいとも言われています。
「顎下リンパ節」
顔から首へ流れるリンパが通る場所です。流れが悪くなると二重あごや顔のたるみが起こりやすくなります。
「腹部リンパ節」
腰回りが太くなるうえに、子宮や腸の働きが鈍り便秘や生理不順、子宮や卵巣の病気などを引き起こします。
「鼠蹊リンパ節」
下半身のリンパ液が流れ込む重要な場所です。流れが滞ると下半身が太くなり、むくんだり、お尻もたるみます。セルライトの原因にも繋がります。
「膝窩リンパ節」
リンパの流れが滞ると足首がぶよぶよとむくみます。リンパ液の詰まりがひどいと血管やリンパが腫れて静脈瘤になる恐れがあります。

さらっとリンパ節の説明をしましたが、その中でも一番重要なリンパ節は「鎖骨リンパ節」です。特に、左側の鎖骨リンパ節は、身体全体を流れるリンパ液のほぼ全てが「鎖骨下静脈」と合流し心臓に戻るので、全てのリンパ節の中で最も重要な場所といえます。体中の老廃物が鎖骨リンパ節に集まるということは、老廃物が最も詰まりやすいということです。ご自身が気になる部分のリンパマッサージをいくら行っても、まず、はじめに、鎖骨リンパをマッサージして流してあげないと、リンパ液は流れにくいのです。

ここまで、リンパマッサージについて書いてきました。では、アロママッサージとは何か、リンパマッサージとの違いは何かについて書いていきます。

2.アロママッサージとは何か

アロマセラピーの中でも有名なテクニックの一つであるアロマオイルマッサージは、皮膚を通して、精油の芳香成分を体内に染み込ませる(吸収させる)方法です。皮膚から吸収された芳香成分は毛細血管に入り、体中に運ばれ、精油のもつ効果が全身に表れます。アロママッサージは香りの嗅覚刺激作用、メディカルハーブの薬の効果とマッサージの効果が相まって、相乗効果をもたらします。安らぎ、癒しを得られることができますし、自然治癒力を整えることもできます。嗅覚と触覚の両面から過度に緊張した神経をやわらげ、ストレス解消だけでなく、ヒーリングの効果もあります。アロママッサージとは何か、ご理解いただけたでしょうか。

2-1.アロママッサージの効果

アロママッサージが女性にもたらす効果についてご紹介します。嗅覚でアロマを楽しみ癒されながら、肌から精油の成分を吸収し、マッサージで血液やリンパの流れを良くするアロママッサージを生活の一部に取り入れましょう。

「アロママッサージ7つの効果」
①基礎代謝を良くしてむくみを取る
血液の流れや水分の排出が滞ると、足がむくんで冷えの原因となります。アロマオイルを使用してマッサージをすることで代謝がよくなりむくみが改善されます。

②小顔&美肌を手にいれる
顔の血行を良くし、肌のつやも良くなります。半身浴中やフェイシャルスチームの後に行うのがおすすめです。肌に負担をかけないよう、マッサージオイルを使用しましょう。角質層の水分キープ力があがり、しわや乾燥の予防にも効果があります。
③ハリのあるバストを手にいれる
バストアップ効果を期待できるだけでなく、血行やリンパの流れもよくなり、美肌効果も期待できます。鎖骨の下から脇の下に向かって軽く撫でるようにさすったり、背中やお腹の余った贅肉を引き寄せるようにマッサージしましょう。
④お腹まわりをすっきりさせる
ぽっこりお腹の原因は、内蔵を支える筋肉が衰えて内蔵が垂れてしまうからです。リンパマッサージでお腹まわりをすっきりさせて、精油で不調を改善させるといいですね。
⑤血行を良くする
首や肩の筋肉が凝ると、疲労物質がたまり頭痛になりやすいです。凝りの原因は筋肉の中に溜まる乳酸などの疲労物質です。アロママッサージで血液やリンパ液の流れを良くし、疲労物質を排出しましょう。
⑥生理による体調不良を改善させる
冷房や薄着などで身体が冷えることで、生理痛や月経前症候群になりやすいです。アロママッサージで心も身体もリラックスし、体調を整えるといいでしょう。
⑦リラックスし疲労回復させる
日々の生活の中でどうしてもストレスは溜まります。様々な緊張によって心身は強ばっています。生活の中にゆっくりと落ち着いてリラックスできる時間を持つといいでしょう。アロママッサージの良い香りに包まれて癒されながら、疲労回復しましょう。

3.リンパマッサージとアロママッサージの違い

リンパマッサージはリンパの流れを根本から良くすることが目的です。それに対し、アロママッサージは香りの良いアロマオイルなどを使って身体をマッサージし、心地よい刺激を肌に与えることで、身体の疲れを癒したり、ストレス解消したり、リラックスさせることが目的です。リンパマッサージとアロママッサージの違いは「目的」なんですね。リンパマッサージでオイルを使用することもありますが、リラックスさせる目的ではなく、手技によるリンパケアに重点を置いています。アロママッサージもリンパの流れを良くすることもあるようですが、「癒し」「リラックス」に重点を置いています。

リンパマッサージ:体内の毒素を排出することを目的としている
アロママッサージ:癒しやリラックスさせることを目的としている

同じような施術で同じ「マッサージ」と名前がつくリンパマッサージとアロママッサージの違いは、そもそも目的が違うということをご理解していただけたでしょうか。どちらが良い悪いではなく、利用するシーンによって使い分けるのが良さそうですね。

 

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